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kakemorisako

加山のおしぼりについて

お久しぶりでございます



今日はいっそう春霞が朝焼けに煙たって、

遠くの景色などは、山の稜線さえ見えないほどでしたね?



春が駆け足でやって来ている、三寒四温の頃になりましたが、


いかがお過ごしですか?

さて。 今日はわたくし、お客さまにお出しする、新しいおしぼりを買いに百貨店へ出かけてきました。 たまに開催される割引DAYで、プロパーの商品が2割引くらいになるので、 数が必要なお買い物のときには、ありがたいイベントです。 ところで、うちのおしぼりはお客さまにたいへんご好評で、 「これこれ! これで〝あぁ加山に来たなぁ〟って思うんよなぁ」 と、その暖かい蒸気に包まれた匂いをクンクン嗅ぎながら、皆さんいちように、 いささか、ほんわ~か…していただいております(笑) わたしはといえば、 『世界一清潔なおしぼり』 と、公言してはばかりませんが、 日本一じゃなくて、 世界一…というところが自慢です(笑) 78歳になる母が18年間、毎日毎日、洗濯して乾燥機にかけ、 再び濡らして脱水し、丁寧に巻くこと35本。 準備されカゴの中に並んだおしぼりたちは、必ず、色と方向がキッチリ揃えられていて、 そのこだわりようは、なにか母独自のゲン担ぎのあらわれだなと思いますし、 出番を『いまか、いまか』と待っているかようにも見えます。 だからたまーに、色合わせがちぐはぐだったりするときは 『あれっ?風邪でもひいた?』 って、母の体調が気になったりするんですよね(笑) おかげさまで、まもなくお店は18周年を迎えますが、 影ながら加山を支えてくれる母の存在もまた、大きな礎になってくれています。 『美しいものは いつの世でも お金やヒマと関係ない。 みがかれた感覚と まいにちの暮らしの しっかりした眼と そして、 絶えず努力する手だけが 一番美しいものを いつも、作り上げる』 花森安治  「暮らしの手帖」創刊者 さて。 菜の花がすっかり見ごろを迎えていますね。 花ことばは『元気いっぱい』 今日もどうぞ、元気いっぱいの一日でありますように! そして、良い週末を

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