絶対無二の一球
- kakemorisako
- 2019年8月19日
- 読了時間: 2分
お盆が明けるやいなや、ほんの少し、風が柔らかくなりましたね。
日の出を待つ蝉の声もまばらになってきた様子は、
かすかな、秋のはじまりといった感じです。
そちらでは、お盆休みが終わって、いかがなあんばいでいらっしゃいますか?
さて。
夏の甲子園も、いよいよ佳境に入ってきましたね。
石川県、星稜高校の奥川投手が先日、23奪三振、154キロを投げて一層世間を沸かせましたが、
その彼が登板せずとも星稜が勝ち切り、ベスト4に進んだ昨日の試合では、
他の選手たちが
『奥川は休んどけ、休んどけ』
『もっともっと俺たちで点入れるぞ、まだわからんぞ』
などと、お互いに士気を高めあっていたそうですよ?
ところで、ひょっとしたら奥川投手は、明日の準決勝でも登板しないんじゃないかと、まことしやかに噂されていますが、
もしそうだとしたら(決勝に進んだ場合)プロ野球選手並みのローテーションですね。
かつて、甲子園での続投が原因で肩を壊した選手たちが取り沙汰されるなか、
“万全の体制”そして
“選手の未来を守る”という判断をする?監督さんは、
勝敗によってはきっと多方面から様々な批判も出てくるでしょうが、
もしそれが遂行されれば、勇気のある行動だなぁと思います。
そんなわけで、どんな采配が揮われるのか、明日の準決勝が楽しみです。
さていっぽう。
ゴルフ界では昨日、渋野日向子選手が優勝パットを外して、
そしてプレーオフパットもカップをかすめることなく、3位でホールアウト。
まさかの展開にテレビを前にして「あっ」と声が出ましたが、
あの瞬間は誰もがそうだったと思います。
『この一球は 絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き体力を鍛へ
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし
これを庭球する心といふ』
日本テニス界の先駆者、福田雅之助氏による「庭球規」ですが、
中学、高校とテニス部だったわたしは、コーチに呼び出されては度々、耳にしたものでした。
このお盆はバレーに甲子園にゴルフに、テレビの前でなにかと手に汗を握ったとき、
いままですっかり忘れていたこの一節がふと頭をよぎってからは、
その奥深さに、今更ながら感銘を受けている自分のどんくささに、
苦笑いをしているところです。
そんなわけで。。
そろそろ秋の気配が感じられるころ、気温の変化などにはお気をつけてお過ごしくださいね?
では、また( ^_^)/~~
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